共働学舎について

障がい者が
障がい者としてしか
生きられないことを
克服する。

障がいがあるから、こう生きなければならない。健常者は「する」側で、障がい者は「される」側–––––そんな価値観はもういらない。自分たちの住まいは自分たちで考え、ペンキを塗ったりタイルを並べたりの作業にも参加します。毎日入るお風呂は、みんなの癒しの時間だから、一番気持ちの良い最上階につくりました。腰壁の木は、タイから来てくれた職人さんと一緒につくりました。湯舟共働学舎の外壁に刻まれた「FESTINA LENTE」という言葉は、ラテン語で「ゆっくり、急げ」という意味。みんなで楽しくつくりあげるのが、共働学舎のやり方です。

障がい者が自立して、
自分で自分の
職業を持つ。

誰かに生かされるのではなく、自分の力で社会参加する。そのために、共働学舎では、ペットボトルの粉砕・洗浄のための大きな機械や、トイレットペーパーの原紙を巻き取る機械等も導入して、自立支援をしています。回収してきた古紙が施設内に山積みにされたのを見て、障がい者のひとりが言いました。「俺らみたいな人間が、再生紙にもならない古紙から、絶対必要なトイレットペーパーをつくる。それこそが、面白いんだ」。

LIFE

共働学舎での生活

思い立って食事に
行けるような少人数

共働学舎には、車椅子用の設備が整った、21名が暮らす「福祉ホーム」1棟と、ほとんど普通の家と変わらない、4名ずつ暮らすグループホーム6棟があります。ひとりひとりの「やりたい」を実現できるよう、なるべく小さなグループで、小回りのきく暮らしをしています。

  • 住む

    自分の部屋は自分で彩る

    施設はすべて自分たちで設計します。作業室は生活支援員、事務所は事務員、障がい者の部屋は当事者本人が設計に携わりました。入居者はそれぞれ自分に合ったインテリアにアレンジ。使いやすい机や棚、気に入ったカーテン等々、健常者も障がい者も、できる限り自分仕様に部屋を彩って暮らしています。

  • 食ベる

    みんなでつくって食べることも
    小グループで飲みに行くことも

    「やりたい」を実現できる、少人数のグループホームが、生活の基本です。3度の食事は調理のスタッフが栄養バランスを考えてつくっていますが、誕生会等のお食事会では、料理の得意な利用者を中心に、グループホームでつくって食べています。

  • 入浴

    お風呂は毎日、気持ちよく

    「お風呂は毎日入りたい」そんな声に答えました。お風呂は、みんなの大切な癒しの時間。今日あったあれこれを話したり、大きな声で歌ったり。羞恥心にも気配りしながら、職員も障がい者も一緒にリラックスして楽しみます。

WORK

活動・仕事

障がい者が自立して、
自分で自分の職業を持つ。

設立時から独自のコンセプトで設計・導入された機械力を駆使し、生活介護としての枠にとらわれない、社会に切り込んだ活動を行います。

  • 自主性

    障害者の「やりたい」を起点に

    古紙回収などの廃品回収も、畑仕事も、お菓子作りも、作業は「やりたい」と思えることを、ひとりひとりが選択します。たったひとりの「やりたい」で、新しい作業が生まれることもあります。

  • 再利用

    要らなくなったものに価値を見出す

    誰かの「要らない」を、「欲しい」に変える。役目を終えた古紙を、トイレットペーパーに変身させる。発想の転換で、あらゆるものに価値を見出し、作業にしています。

アクセス

湯舟共働学舎(本部)
〒195-0064 東京都町田市小野路町1733
小田急電鉄小田原線鶴川駅よりバス多摩センター駅行き乗車、五反田停留所下車、徒歩 1 分
TEL 042-737-7676 FAX 042-734-6688

桜ヶ丘共働学舎
〒195-0064 東京都町田市小野路町2222
TEL 042-734-7676

小野路共働学舎
〒195-0064 東京都町田市小野路町2203
TEL 042-735-7676

共働学舎について

採用情報

ともに生活して、
障がい者の”やりたい”を
実現する仕事

グループホームや福祉ホームで、障がい者・職員含めて6〜10人が生活しています。部屋はそれぞれ鍵のかかる個室ですが、トイレや洗面、キッチンは共同です。平日はそれぞれの作業を行い、休日は買い物や散歩をしたり、映画を観たり。年に2~3回の旅行は、障がい者にとっても職員にとっても、大きな楽しみです。

採用情報へ